延長保育

※99年度より延長保育が変わりました。

※98年11月から、以下のような流れの中で、ゆりかごの延長保育が、理事会・職員会・父母の会の集まりである運営協議会で話し合われ、最終的に決められて99年度から実施されています。

'98年11月10日 延長保育改正に関する中間報告が市から出される。

標準保育時間は,11時間(7時〜18時)に変わります(現行10時間)。

             
7:00
8:00
18:00
19:00

延長保育(18時以降の保育)

  •  直接,園に申し込みます。1日200円の利用料は各保育園で徴収します(1ヶ月4,000円限度)。A,B階層の方には,年間48,000円の補助が園に。
  • 現行
    早朝保育補助
    長時間保育補助
    延長
    児童処置
    456,000
    1,323,000
    2,508,000
    576,000
    4,863,000
    改正
    開所時間延長促進事業
    利用料
    (*1)市の補助(概算)
    4,558,000
    720,000
    2,080,000
    7,358,000
     
    差し引き
    2,495,000

    (*1)2,800,000(市の補助基準額)-720,000((*2)保育園利用料予想額)
    (*2)200円×15人(*3)×20日×12ヶ月
    (*3)ゆりかごでは大体10〜19人(今年度の人数から予測)。

    '98年11月18日 「運営協議会」で、上記が実施された時に対する、ゆりかごの検討課題を話し合う。

    1. 朝7:00〜8:00の体制をどうするか。
    2. 夕6:00以降の体制をどうするか。
    3. 申請者は1日につき200円(それ以上でも以下でもよいが,以上の場合は補助金が減る)。
    4. 事務で利用料を父母負担に加算する事になる(事務量の増加)。
    5. 夕4:30〜6:30のパート体制は増員できるが,どうするか。
    6. 常勤者のローテーションを今のままにするかどうか。

     以上のような検討課題があるが,ゆりかごの方針は,

  • 親の都合で決めるだけではなく,子どものことを第1に考えたい。
  • 昼間の保育が手薄にならないように,出来ることなら今の保育体制を大幅に変えないようにしたい。
  • お金を払えば延長保育を頼めるからといって,安易に延長申請が多数でてくると,結局子どもにしわよせがくる。子どもの生活で何が大事なのかを一番に考えていきたい。今まで通り,昼間の保育をより充実させていける方向で,双方で考え合いたい。

     以上の二つを基本にして,職員,父母たちと共に考え話し合って決めていきたい。

     今後,運営協議会・父母役員会・クラス別懇談会・全体集会等での話し合いに積極的な参加を呼びかけます。

    '98年11月21日 「ゆりかごホームページ」に“11年度の延長保育はどうなるの”と題して、上記2項目を掲載。(現在は、この記事全体が「ゆりかご保育」のコーナー内に掲載されてます)

    '98年11月末〜12月始め 各クラスの懇談会の席で、園長先生が上記改正案及び、ゆりかごの検討課題を父母に説明。

    '99年1月8日 中間報告通り、延長保育改正が決定。

    厚生省及び札幌市は全国的に保育園の開所時間をこれまでの10時間から11時間に延長し,さらに1時間及び2時間の延長保育をする保育園を増やしていく方針を出しました。札幌市はこの4月から具体的に次の事項を決定してきましたので報告します。(市からの中間報告通りです)


      現行 4月から
    通常開所時間 午前8時〜午後6時 午前7時〜午後6時
    延長保育時間 早朝:午前7時30分〜8時
    夕方:午後6時〜7時
    午後6時〜7時
    申請先 区役所 直接保育園へ
    利用料 早朝,保育料の5%(限度1,210円)
    夕方,保育料の10%(限度2,420円)
    +600円が通常保育に加算され,市に納入
    1回200円,限度4,000円
    A,B階層免除
    保育園に直接納入

    '99年1月13日 「運営協議会」で、、上記決定事項をふまえて、その範囲内でのゆりかご独自の延長保育(案)を作成し、それに対する父母からの意見等を募ることになる。(上記1月8日の文章と、下記文章を1月25日に父母へ配布)

     行政からの方針が出されましたが,当ゆりかご保育園では,4月から保育が混乱しないように,また現行の保育の質をより低下させないために独自の延長保育の方針を立てました。保育全体の質にかかわる重要なことですので,午後6時以降の保育を利用されない方も含め,みなさんと一緒に考えて行きたいと思います。

     どうか素直なご意見をお聞かせ下さい。

    <ゆりかごの基本方針>

     乳幼児期の発達保障を考える上で,子どもの生活の在り方(睡眠時間,食事の時間等)をあくまでも第一に考えます。安易に午後6時以降を利用されると子どもの生活にしわよせられることは明白です。

     この点を十分にご家庭でもご検討いただき,登園,降園時間を決めていただきたいと思います。

     “ゆりかご”では,子どもの状態を配慮し,検討した結果,ある程度のワクをつくり,次のような案を考えました。

    <ゆりかご保育園の延長保育(案)>

    1.午前8時以前の登園について

    これまで通り早朝保育として申請していただきます。(利用料は無料)

    2.午後6時〜7時の保育について

    これまで通り申請していただきます。(事情を伺います)

    3.夕方延長申請の定員

    おおよそ25名(現在20名,申請したい方3〜4名おられます)

    4.1日の利用人数

    おおよそ15名

    5.利用できる年齢

    1歳以上

    6.利用料

    おおよその利用日数を申請していただき,一ヶ月4,000円以内で額をきめる。A,B階層免除。父母負担に加算して請求する。

    その他,夕方の保育体制(保育者の配置)については目下,検討中。財政的な面も含め,追ってご報告します。

    延長保育に関するご意見は,2月5日までに提出願います

    '99年1月21日 「父母の会役員会」においてこの問題を話し合う。

    '99年2月5日 「ゆりかごホームページ」に“4月から延長保育はどうなるの?ゆりかごアンケート調査実施”と題して、1月8,13日の文章を掲載。(現在は、この記事全体が「ゆりかご保育」のコーナー内に掲載されてます)

    '99年2月5日 ご意見等を回収。(ホームページ内のらくがき帳にもご意見頂きました。)

    '99年2月10日 「運営協議会」で、父母から寄せられたご意見等をふまえ、最終的な延長保育体制を決める前に、延長保育に対する希望がどの程度あるのかを調査することが必要と判断し、記名によるアンケート調査を決定。

    '99年2月16日 「父母の会役員会」で、この問題を検討し「父母の会ニュース」を出す。(以下は、父母の会ニュース11より掲載)

    延長保育問題を考えよう

     新年度から保育時間に関する制度の変更については、先日の園からのアンケート調査、今回の運営協議会からのアンケート調査にご協力をいただきまして、ありがとうございました。今後の予定としては、3月5日に行われる運営協議会において、アンケートの回答なども参考にしながら、最終的な制度を決定する予定になっています。

     父母の会の役員会においても、ここ数回の役員会で、この問題を話し合っています。これまでの話し合いで出された主な意見を3点紹介します。この前のアンケートではまだ言い足りなかったひと、このニュースを読んで意見がある方、3月5日までに運営協議会のメンバーまでお伝えください。ホームページの「らくがき帳」に書いていただいても結構です。

    1.利用者にとって、少しでも利用の幅が広がる制度にしてほしい

     やはり制度が変わるのであれば、少しでも利用の幅を広げる制度にしてほしいということで、運営協議会でも話をして、今回、どの程度、延長保育などに対しての要望があるかをアンケート調査することになりました。

    2.最終的には、利用者の良心の問題になるだろう。

     これまでは、延長保育登録者以外は、努力をして何とか6時のお迎えを守ってきました。制度が変わったからといって、急に6時に来れなくなり、延長が多くなるのはやはりおかしいのではないか。いままでしてきた努力は、制度が変わったとしても、やはり続けるべきではないか。これは臨時の延長保育利用に別の料金設定をしたとしても、お金で済む問題ではない。

    3.保育の質を守ることは、父母も共通の願いである。

    「延長保育が拡大すると、昼間の保育の質が低下するおそれがある。」という園からの説明は理解する。延長保育の時間といえども、子どもにとっては同じ保育時間ではあるが、そこに正職員なり、担任を持つ父母を配置してほしいと要望するのは、やはり難しいのではないか。

    '99年3月5日 「運営協議会」で、上記アンケート結果をもとに協議。以下は、アンケート内容とその集計)

    延長保育等に関するアンケート集計結果

    99年3月5日

    回答家庭数 59家庭

    【早朝保育について】

    1.厚生省の方針で開園時間は,これまでの1日10時間から,11時間に変更となり,札幌市はこの11時間を,午前7時から午後6時とする方針を決定しました。これにより,ゆりかごのこれまでの早朝保育(午前7時〜8時)は,通常の保育時間となり,希望をすれば,(ゆりかごでは登録制度とする予定です。)無料で利用できます。そこでご回答ください。

  • 早朝保育を希望しますか。
  • ア)する  11家庭(19%)
    イ)しない 48家庭(81%)

  • 希望する方のみお答えください。早朝保育を希望する時期は。
  • ア)1年間を通して希望する 3家庭(5%)
    イ)冬期だけ希望する    1家庭 (2%)
    ウ)その他           7家庭(12%)

    (その他の具体的意見)
    A 母の早番,父の出張の時。年に数回。
    B 産休期間中。
    C 週に1回程度。
    D 変則勤務のため,出勤が8時〜8時30分の時。
    E 時差出勤なので。
    F 冬季以外。
    G 入試など特別な日。

  • 希望する方のみお答えください。登園時間は何時ごろになりますか。
  • 7時00分ころ 2家庭(3%)
    7時20分ころ 1家庭(2%)
    7時30分ころ 5家庭(8%)
    7時40分ころ 2家庭(3%)
    7時45分ころ 1家庭(2%)

    【延長保育について】

    2.今まで延長保育の登録をしていましたか。

    ア)はい  14家庭(24%)
    イ)いいえ 44家庭(75%)
    回答なし   1家庭(2%)

    3.午後6時から7時の保育は,これまで通り延長保育となり,保育料とは別途料金が必要です。ただこれまで市へ支払う保育料に加算されていたものが,今後は園に直接支払う形となります。そこで,この延長保育の利用頻度をお答え下さい。(これまで延長保育に登録している方はもちろん,今登録していない方でも,今後利用したい方はお書きください。)

  • 延長保育をどのくらい利用しますか。
  • ア)毎日(月曜から金曜)   6家庭 (10%)
    イ)週に(   )回くらい    8家庭 (14%)

    ・ 1回    3家庭 (5%)
    ・ 1〜2回  1家庭( 2%)
    ・ 2〜3回 1家庭( 2%)
    ・ 3回    1家庭(2%)
    ・ 3〜4回 1家庭( 2%)
    ・ 3〜5回 1家庭( 2%)

    ウ)月に(   )回くらい 14家庭 (24%)

    ・ 1回    3家庭 ( 5%)
    ・ 2回    5家庭 ( 8%)
    ・ 2〜3回  3家庭 ( 5%)
    ・ 5〜6回  1家庭 ( 2%)
    ・ 5〜7回  1家庭 ( 2%)
    ・ 14〜15回1家庭 ( 2%)

    → イ,ウにご記入した方は,具体的に利用する日をお書きください。(何曜日,月末 など具体的に書いてください。)

     会議,棚卸しなど月末に集中するので,23日〜末日までの間に3日くらい。
     毎週水曜日の予定。
     基本的に実習期間のみ。
     母の夜勤と,父のどうしても避けられない残業が重なるとき。
     3週目か4週目の水曜日と,不定期に月にもう1回
     シフトによって変わるので一定はしません。《複数意見あり》
     毎月の平日の第2日目と20日前後の1日(3週間前にはわかります)。
     勤務そのものが変則なので,前月末にならなければわからない。
     だいたい火曜日か金曜日。また比較的月末が多い。
     月初めに出る勤務表によりわかります。
     月に2〜3回,会議があるので,お迎えの都合がつかない時には,できれば利用し たい。
     母が時差出勤のため。
     金曜日に,もしかすると利用させて頂くかもしれません。迎えが確保できない時で す。めったにないとは思うのですが。
     現在なら木曜日。あるいは臨時で他に1日くらい。必要ない場合もある。
     時差出勤なので特に決まっていないが,近くなったらわかる。
     第3火曜日。
     ゼミのある日(曜日不確定)。
     3交代勤務であり1か月毎の勤務表により決定する。前の月の24日頃にわかる。 日勤は基本的に延長日となる。
     月はじめの勤務表の他に,休みの保母がいると勤務が突然ずれるので具体的には言 えない。
     教授会など特別な日。

    エ)利用しない 29家庭 (49%)

    その他(冬期間) 2家庭 ( 3%)

    4.延長保育利用者は,現在は保育園に登録が必要です。(現在は週に1回程度の利用者も登録しています。)今後も登録制度は残りますが,登録者以外の利用についても,園の自主決定により可能となります。先日のゆりかごの延長保育案では,今後も登録者だけの利用となっていますが,この点についてお答えください。

  • 例えば,月に1〜2回程度の利用については,どうあるべきと思いますか。
  • ア)これまで通り登録をすべきである    31家庭 (53%)
    イ)登録しなくても,臨時的に延長保育を利用できるようにすべきである
                             25家庭 (42%)
    回答なし                    3家庭 ( 5%)

    5.仮に,延長保育の臨時的利用制度が出来た場合でも,保育者の確保などのため,事前の届出は必要です。その期間はどの程度が妥当と考えますか。

    ア)前日までに届け出る     9家庭 (15%)
    イ)2日前までに届け出る   37家庭 (63%)
    ウ)その他            12家庭 (20%)
    回答なし             1家庭 ( 2%)

    (その他の具体的意見)

     1週間前(あくまで原則で,緊急の場合は前日でも良い。)
     これは園の考え方で決めて良い。《複数意見あり》
     1週間前。《複数意見あり》
    D もう少し届け出を早くしたほうが,園の体制にゆとりが持てるのではないでしょうか。
    E 基本的にはせめて前日までには届け出があった方が,保育体制を整えるには良いと  思うが(早い程良いでしょうが),当日の可能性もあるとありがたいです。
    F なるべく早く届け出る。出来れば月はじめや10日くらい前。
    G 4〜5日前にわかっていた方が,保育園の調整が(保育者の)しやすいのでは。
    H クラス懇同様3日前。

    6.延長保育の料金は,今後は登録をした方については,基本的には1回200円程度となる予定です。仮に,延長保育の臨時的利用制度が出来た場合,その料金はどのような設定が妥当と考えますか。

    ア)登録者と同じ200円が妥当   34家庭 (58%)
    イ)その他               22家庭 (37%)
    回答なし                3家庭 ( 5%)

    (その他の具体的意見)

    A 200円では安すぎませんか。
    B 250円,300円など差があっても良い。《複数意見あり》
    C 園の採算がある程度とれるように,臨時の場合は+αでも良いと思う。
    D 300円。保育者の確保のための費用にあてる。
    E 200円と決めた基準がわからないので,何とも言えない。
    F 少し登録者より高め。1回200円でまかなえるのでしょうか。人件費ではずっと赤字とのことですが,もう少し増額されては。
    G 保母さんの残業単価の平均の1時間分。
    H 基本的に登録制になっているのであれば,臨時にお願いする場合は+αでも良いと  思う。
    I 400円〜500円程度。安易な臨時利用が増えないよう,いわゆるベビーシッター料金との兼ね合いを考えると,この位高め設定をした方が抑止効果があるのではないか。
    J 1,000円程度,もしくはそれ以上とし,不要な延長保育を制限する。
    K 400円〜500円。
    L 登録者より高くする。
    M 300円〜500円。(臨時の保母の手配等の手間を考えたら)
    N 時間によって高くしても良いのでは。
    O 500円くらい。
    P 臨時的に利用する人は回数も少ないので,高めの設定でも良いのでは。(300円  〜400円くらい)
    Q 1〜2割上乗せでもと思っています。
    R 臨時の利用者が多く,保母を臨時で増やさなければならないようなら,多少高い料金が妥当と思う。

    7.その他,ご意見があればご自由にお書きください。

    28家庭から貴重なご意見をいただきましたが、都合により省略します。

    '99年3月8日 「運営協議会ニュース」に、アンケート結果をもとに「運営協議会」で決まったことを掲載。

    運営協議会ニュース1999.3

    新年度の延長保育等の制度について

     3月5日(金)に運営協議会が開かれ,先日のアンケートの集計結果をもとに,協議を行なった結果,新年度からの制度が決まりましたのでお知らせします。

    アンケートの集計結果(回収59家庭・ぞう組除く)

    1. 早朝保育への希望 − 「する」が11家庭,「しない」が48家庭でした。
    2. 今後の延長保育への希望 − 「する」が30家庭,「しない」が29家庭でした。するとした30家庭の内訳は,毎日が6家庭,週に1回以上が11家庭,月に数回程度が11家庭,その他(冬だけ)が2家庭でした。
    3. 月に数回程度の利用家庭の登録の有無 − 登録すべきが31家庭,登録しなくても臨時利用を認めるべきが25家庭,未回答が3家庭でした。
    4. 仮に臨時利用を認めた場合の申し込み期間 − 前日までが9家庭,2日前までが37家庭,その他が12家庭,未回答が1家庭でした。その他の意見も,2日前よりもっと前に(例えば1週間前)という意見がほとんどでした。
    5. 仮に臨時利用を認めた場合の利用料 − 登録者と同じ200円が34家庭,その他(もっと高く)が22家庭,未回答が3家庭でした

    新年度からの制度について(概要)

    1. 早朝保育(7時〜8時)については,通常の保育時間となるため無料で利用できる。ただし親の仕事の都合が理由であり,利用を希望する家庭は,事前の登録を必要とする。
    2. 延長保育(18時〜19時)については,月に数回程度の利用家庭も含めて,すべて登録制とする。この登録については随時,申し込みができるものとする。このうち,親の勤務時間により,延長保育が必要な日が固定されているものや,月に5回程度以上の利用となるものは「A登録」とし,それ以外の延長保育となる日が固定されていないものは「B登録」とする。
    3. 1日の利用人数は,おおよそ15名とする。
    4. 「A登録」については,これまでの延長保育の取り扱いと同様とする。
    5. 「B登録」については,当初の登録のほかに,実際の利用の際は,利用の2日前までに,理由(当然,仕事上の理由)を付した申請書によって,申し込みを行なう。それ以降の申し込みは認められない。基本的には申し込みがあれば,園は延長保育を受け付けるが,保育人数の関係で,お断りをする場合もある。
    6. 当初の登録の際,A・Bどちらの登録になるかの判断は運営協議会が行なう。
    7. 利用料金については,A・B登録とも,1回200円を基本とする。ただし,A登録については,段階的な料金設定を行なう。(例えば15回から19回は,3千円など。)また階層により免除制度を設ける。
    8. 料金は直接,園に利用者負担とあわせて支払う。
    9. 以上の方法で,4月と5月の2か月間,試行制度として行ない,実態を見た上で場合によっては,その後,全体集会などを開き見直しを行なう。

    今後のスケジュール

    1. 3月12日頃に,園から,正式に新年度からの早朝・延長保育体制に関する文章が配布される予定です。それにあわせて「申し込み書」も配布されます。「A登録」と「B登録」の内容の違いなどについても,この文章で再度,説明をしたいと考えています。
    2. 3月19日くらいを目処に,「申し込み書」を提出してください。
    3. その後,「A登録」と「B登録」の振り分け等をおこない,延長保育利用者が決定されます。
    4. 3月27日(土)の午後3時(予定)から,延長保育に関する説明会を行ないます。
    5. 4月1日から新制度がスタートします。

     運営協議会で決まった内容は以上です。
     1日の利用人員をおおよそ15名としたのは,保育者の体制の問題ではなく,それ以上の人数になってしまうと,子供が落ち着いた環境にいられなくなることにより,生活リズムに影響が出ることを考えたものです。これがたまにあることなら,保育者を増やして,2つの部屋に分けて保育することも出来るでしょうが,毎日ということになったら大変ですので,一定のルールはやはり必要と思います。
     新しい制度が,うまく進むように,皆さんのご協力をお願いします。ご不明の点は,園長,又は父母の会の運営協議会メンバーにお気軽に聞いてください。

    '99年3月12日 上記「運営協議会ニュース」でお知らせした通り、ゆりかごの延長保育は以下の通り決定し、延長保育登録申し込みを始める。
    延長保育登録申し込み手続きについて

    99年3月12日


     先日、運営協議会ニュースでお伝えしましたように、新年度から保育園自主運営による延長保育がスタートします。次に該当する方は、手続きの準備をしてください。

     在園児登録申し込み締め切りは3月19日(金)とさせていただきます。

    1.登録の種類

    (A、Bは午後6時〜7時、Cは午前7時〜8時)

    A登録(白色用紙)
    これまで利用していた方または日程が決まっていて利用しなければならない方

    B登録(青色用紙)
    月に1〜2回、日程が決まらずに臨時的に利用しなければならない方

    C登録(黄色用紙)
    午前8時前の早朝保育を利用しなければならない方

    2.利用する理由

  • 父母ともに仕事の都合があるという事情をお書き下さい。
  • 父母ともに交通機関上の事情をお書き下さい。
  • 仕事以外の会議、サークル活動、リフレッシュタイム等の理由は今のところお受けできませんのでご了承下さい。
  • 午後5時30分以降に通じる電話番号を必ずご記入下さい。
  • 3.お迎え時間

  • 父母のどちらかが先にお迎えできる時間を記入して下さい。
  • これまで通り、祖父母の方の協力が得られる場合はそのお迎え時間。
  • 4.利用料について(A、B階層の方は無料)

    イ.20回以上利用予定 4,000円
    ロ.15回以上20回未満の利用予定 3,000円
    ハ.10回以上15回未満の利用予定 2,000円
    ニ.5回以上10回未満の利用予定 1,000円
    ホ.5回未満及びB登録利用 1回 200円

    他の父母負担額に加算して請求させていただきます。(注:様子を見て、上記金額変更することがあります。)

    5.登録の決定通知

    運営協議会メンバーで審査し、3月26日頃、お知らせします。

    6.利用者説明会

    3月27日(土)午後3時〜4時、3Fホールにて行います。利用予定の方は全員参加して下さい。

    分からない点はお気軽におたずねください。


    新年度からの延長保育などの制度について(補足説明)

    A登録・B登録の振り分けについて

     先日の運営協議会ニュースでお知らせをしたように,新年度からの延長保育の制度は,これまで通り,すべて登録制としたうえで,「A登録」「B登録」の2種類に分かれることになります。具体的な振り分け作業は,延長保育の申し込みを受けた後に,運営協議会で行なっていくことになりますが,現時点でどういうものが「A登録」,「B登録」となるのかについて説明をしたいと思います。

    「A登録」とは

     市に提出をしている在職証明書などにより,親の勤務時間が,そもそも最初から延長保育を必要とする者を想定しています。延長保育利用の頻度については,毎日はもちろん,看護婦さんなど,交代勤務の職場により,毎月ある程度の(今のところ月5回程度以上の利用となるものを考えています。)延長保育の利用が確実に発生するものは「A登録」と考えています。「A登録」については,これまでの延長保育の制度同様に,事前の申し込み(=カレンダーへの書き込み)が望ましいが,当日の申し込みでも止むを得ないと考えています。
     その他,例えば経理の締め切りの関係で毎月末日とか,毎週第3金曜日は時間外で会議があるなど,延長保育利用が月に1〜2回であっても,事前に延長保育となる日が,確定しているものについては,今のところ「A登録」と考えています。

    「B登録」とは

     「A登録」に該当しないものについては,すべて「B登録」とします。これは,延長保育が発生する可能性がある家庭については,すべて登録制とした方が,ある程度,事前に延長保育利用者の予測ができるであろうという判断に基づくものです。
     例えば,毎週第3金曜日は時間外で会議がある場合は,前記のとおり「A登録」となりますが,会議はあるが,日程は一定してしないというものは「B登録」となります。「B登録」については,利用の2日前までに,理由を付した申請書によって申し込みを行なうことになります。


     会議の日程などが,はっきりしているものについては,「A登録」としましたが,この家庭が,その会議以外の理由で延長保育を利用したい場合は「B登録」となるのか,など今後解決しなければならない問題はありますが,運営協議会ニュースでお知らせしたように,とりあえず4月,5月の2か月間は試行として実施したいと考えていますので,よろしくお願いします。

    '99年3月27日 99年度新入園者オリエンテーションで新入園者に伝える。在園中の利用予定者にも同日午後集まってもらい説明。

    '99年3月29日 「ゆりかごホームページ」に“4月から延長保育はどうなるの?アンケートと回答、それに関する「運営協議会ニュース」及び新年度のゆりかご延長保育内容を掲載。(現在は、この記事全体が「ゆりかご保育」のコーナー内に掲載されてます)

    '99年4月1日
    99年度ゆりかご延長保育スタート。(4,5月は試行期間)

    '99年5月24日 「運営協議会」で、2ヶ月間の試行期間を終えたゆりかご延長保育の問題点を検討し、6月からの方針を決め、「運営協議会ニュース」の中で知らせる。
    父母の会から:
    父母の会総会では現行の延長保育に対して特別な意見はなかったので、現状でよいと判断している。

    職員会から:
    はと組の部屋を延長保育に使っているが、利用者以外の父母から一時、“早く帰ってほしい”という言い方にクレームがついたが、理由をきちんと説明し、理解してもらっている。

    園から:
    当初予想していた人数(15名)より利用者は少ないので、子供にとって良い環境である。父母の理解と協力に感謝したい。今後、本当に困っておられる方を快く受け入れたい。

    ◎利用料について
    A登録の方を当初、4,000、3,000、2,000、1,000円と決めていたが、4,000円利用を予定した方の殆どが予定より利用が少なく、オーバーに収めることになり不合理が生じている。
    利用人数も少なく計算も簡単なので、市の方針通り200円x回数とすることを決めた。4月でオーバーにいただいている方には5月で引くことにしたい。

    ◎B登録2日前までに申請とあるが、その日にならないとわからないことがあり不便。
    原則は現行通り、心配な方は一応申請してもらう。中止しても料金ゼロ。

    ◎6月以降
    利用料金を一部変更し、それ以外は現状のままで行っていきます。
    問題等発生したときはその都度「運営協議会」で検討します。

    '00年2月10日 「運営協議会」で、1年を振り返ってみて
    年度始めは泣く子が多く少し心配だったが最近落ち着いている。
    登録制での運用に関しては、非常に理想的に運営されている。
    平成12年度分の延長に関する補助金は市からでる。