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今月のミニ知識など
1999/4月のミニ知識 ・ゆりかご保育園の定番メニュー! |
1998/5月のミニ知識 ・湯冷ましのおススメ |
1999/6月のミニ知識 ・毎朝ウンチ出ていますか |
1999/7月のミニ知識 ・夏はやっぱり酢だ |
1999/8月のミニ知識 ・味噌を使って夏バテ解消!! |
1999/9月のミニ知識 ・食欲不振はゴマで完璧! |
1999/10月のミニ知識 ・食物繊維の上手なとり方 |
1999/11月のミニ知識 ・野菜を上手に調理しましょう |
1999/12月のミニ知識 ・カゼの予防には |
2000/1月のミニ知識 ・遺伝子組換え食品について |
2000/2月のミニ知識 ・ブロッコリーにスポットライトをあててみました |
1999/5月のミニ知識 |
〈食べ物文化3月号別冊“あぶない・いらない抗菌防カビグッズ”より抜粋〉 水道水は塩素消毒が義務付けられています。塩素消毒をすると有機物と反応してトリハロメタンという発がん性物質ができます。川の水(水源)が汚れていると,たくさん塩素を使うので,トリハロメタンの値も高くなってしまいます。でも,基準値以下であれば影響はないと厚生省はいっています。 しかし,毎日使う水です。安心して使いたいですね。水道水を沸かして3分から4分沸とうを続ければトリハロメタンや塩素はかなり除去され,水もおいしくなります。ただし,沸とうした時点で止めてしまうと,逆にトリハロメタンが増えてしまいます。水が少しずつ温まっていくその間に化学反応が起き,トリハロメタンがだんだん増えていきます。沸とうした時点で最大になり,沸とうを続けると,蒸発して急激に減っていきます。したがって,家庭では3分から4分沸とうさせてから飲用するとよいでしょう。ペットボトルに入ったミネラルウオーターを買うよりも安全かもしれません。 |
1999/6月のミニ知識 |
よく食べ,よく眠り,よく遊ぶ子どもたち。ウンチはちゃんと出ていますか? 食べることに気をつけていても,出ているウンチは案外と見落としがちです。よく言われる“良いウンチ”はバナナ状。ウンチの量は食べ物の量,中でも食物せんいの多少で決まってきます。水分を適度に含んでいれば,程良い太さとやわらかさ。「出たぞー」とそう快になるウンチ。 水分が少ないとポロポロになります。大腸が緊張しすぎると,ウサギのフンのようになります。生活リズムが乱れたり,ストレスがたまったり,自律神経が不安定になって起こります。逆に水分が多いと軟便や下痢に… 便秘と下痢には,水分の分泌吸収と腸の動きが大きくかかわります。ウンチの中味は大部分が食べ物の栄養を取り去った“カス”です。ウンチが長く腸内に留まっていると,当然ウンチから出るメタンガスなどの体に悪い物質が,腸から再び吸収されて身体をめぐることになります。こういう状態では,何となく体の具合が悪かったり,お肌の状態が悪くなるのは当然です。 できるだけ毎朝ウンチを出して快適な一日を過ごしたいですね。 |
1999/7月のミニ知識 | |
酢は,塩と並んで古くからの調味料です。殺菌,防腐力は抜群。くさみを消す,油っこさをすっきりさせる,色を美しく仕上げる,昆布などをやわらかくする作用もあります。園では,サンマの当座煮に(1匹に対し5cc)入れて,骨までやわらかく煮て食べてもらっています。 健康ともかかわりが深く,一般には食欲増進,疲労回復など,さらに,ビタミンCの多い料理,たとえば,おろし大根などに使うと,ビタミンC破壊酵素を抑えて,不安定なビタミンCを守ります。 酢をたくさん消費する地方は,その分塩分の消費が少なくなり,脳梗塞の死亡率も減るというデータもあります。最近は,家庭で酢の物を食べることも減ったようで,子供たちには嫌われることの多い酢ですが,少しずつ上手に使ってください。
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1999/8月のミニ知識 | ||
夏に熱々の味噌汁を飲むというのは,ちょっとたいへんかもしれません。でも,味噌は夏バテ防止の切り札なのです。 味噌には,良質のタンパク質,脂質,ビタミンB2,鉄,リン,カルシュウムが含まれていることから総合健康食品と言われています。 味噌は,コウジによる発酵作用で大豆のタンパク質が良質のアミノ酸に分解されます。つまり非常に消化しやすい形になっていて,その消化吸収率は95%以上です。 夏バテすると,胃腸が弱って消化機能が衰えてしまいます。そのため,味噌のような消化に優れた食品は最適なのです。
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1999/9月のミニ知識 | |
ゴマには,鉄,ビタミンが豊富。鉄分は赤血球を構成する成分でもあるので,貧血防止の特効薬として有効な食材です。イライラを抑えるカルシウムの宝庫ですから,少量でも食欲不振を解消してくれるはずです。夏バテなどに代表される食欲不振には,滋養強壮食品の目玉であるゴマを使ったさっぱりしたゴマ豆腐は,お勧めです。
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1999/10月のミニ知識 |
便秘や大腸ガンを防ぎ,血中コレステロールを下げ,ダイオキシンを吸着するなどの働きがあるうえ,整腸作用あるのが食物繊維です。野菜の食物繊維含有量は種類により大差がありますが,生野菜より煮た野菜,イモ類,豆,海藻などの方が量的には取りやすいでしょう。“レタス○個分の食物繊維”のようなCMは,わざと食物繊維の少ない食品を例にあげ,いかにも含有量が多いように思わせています。大人でも1日約20gは取りたいですが,日本人は平均して3g不足しています。食物繊維含有量ではゴボウが有名ですが,豆類の多くにも重さの5〜10%含まれ,納豆(約50g)で食物繊維は3.4g補給できます。サツマ芋ならば1本(250g)で5g(2%)の食物繊維を取ることができます。 おいしいお芋を食べてたっぷり食物繊維を取り,便通が良くなれば,大腸内の腐敗が抑えられて,“おなら”もくさくなくなるかも!! |
1999/11月のミニ知識 |
野菜に含まれるビタミン・ミネラルは保存や調理の仕方が悪いと,損失が大きくなります。栄養素をムダなく有効に使うために,以下のことに注意しましょう。 ◎野菜を買うときは,なるべく旬のものを選びましょう。ほとんどの野菜が1年中店頭に並んでいますが,旬のものは季節はずれのものより,ずっと栄養的に優れています。 ◎特に葉物の野菜は長く置いているとビタミンCがどんどん失われます。買った野菜は冷蔵庫に保管し,なるべくまとめ買いをせず,早い時期に使いましょう。 ◎野菜を加熱調理する時間が長ければ長いほど,熱に弱いビタミンCは破壊されやすくなります。葉物やブロッコリーをゆでる時,たっぷりの湯でゆでると野菜を入れた時に温度があまり下がらず,それだけ短時間でゆで上がり,ビタミン類の損失も少なくて済みます。 |
1999/12月のミニ知識 | |
1)人ごみををさける(カラオケマイクや電話の受話器はウイルスがいっぱい!) 2)ウイルスをもらわないようにマスクをする(セキで2m,くしゃみで3mとぶウイルス) 3)うがいをする.日本茶のうがいが効果的(家にはいる前に衣服についているウイルスをはらい落とし,家に入ったら手や顔を洗いうがいをする) ひいてしまったら ◎せきは,体が一刻も早くウイルスを体外に出そうとしていることなので,がまんせずにしましょう。ただし,なるべく人のいないときに。強いセキをすると体力が消耗します。セキを4回すると100段の階段を昇ったのと同じ運動量に!セキは小さく,こまかくしましょう。 ◎鼻水も,ウイルスを出すためのもの。小刻みにあまり力を入れず片方ずつかみましょう。 ◎部屋の湿度を60%〜80%に高くするとウイルスは退治できます。室温21°〜24°で50%で加湿すると,ウイルスの生存率は3%にまで下がります。
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2000/1月のミニ知識 |
〔札幌市統一献立(食のウオッチング)より〕
1996年に厚生省と農林水産省は,遺伝子組換え食品の輸入と作付けを認め,現在は6作物(大豆,トウモロコシ,ジャガイモ,トマト,ワタ,ナタネ)22品目(開発企業別なので,6作物であるが22品目)の栽培上,食品上の安全性が確認されています。※(でも,要注意です) 今年,消費者団体の働きかけで科学的検査で組換えが判明する30品目に限り表示義務が決定し,2001年4月よりスタートしますが,この30品目は全体の10%程度です。表示義務のある主なものとして,大豆製品,トウモロコシとその加工品,ジャガイモなどで,表示義務のないものは,しょう油,大豆油,コーンフレーク,水飴,コーン油,ナタネ油,綿実油,マッシュポテト,ジャガイモのでんぷん,冷凍,缶詰,レトルトのジャガイモ製品,酒類などです。一部,日本の製造業者が,組換え食品の「不使用」の表示を実施していますが,消費者にとって表示義務品目の少なさに不安がつのるところです。 ちなみに,日本の農家は遺伝子組換え食品を栽培していないそうです。 (平成11年11月現在) |
2000/2月のミニ知識 |
ブロッコリーはキャベツの仲間、ガンのリスクを抑える野菜として注目されているアブラナ科の洋野菜です。 保育園での登場回数も多く、離乳食のころから食べ慣れているせいか、緑系の野菜の中では、さほど嫌われずに食べられています。ブロッコリーのようなアブラナ科の野菜には、肝臓で異物を無毒化する時に必要な酵素を活性にするという有効成分があり、さらに、抗酸化作用物質、抗プロモーター物質、白血球活性化物質など、免疫系を強化する物質、抗ガン物質が存在するそうです。 ブロッコリーの場合、単品でも開花直前の花蕾を食べるという特殊性があります。次の世代の新しい生命を作るための必要な物質がそろっているのです。黄色の花が咲き出すと一気に味が落ちることから考えても、いかに代謝が活発に行われているか推測できます。つまり、花蕾を食べると代謝が活性になると考えられるわけです。今は九州方面で生産されたものが出回っているようですが、サラダに限らず、酢味噌あえや、生姜じょうゆ、ごまあえなどもおいしいですよ。 〈食べもの文化2月号より抜粋〉 |
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