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ゆりかご 給食だより から

今月のミニ知識など

2002/4月のミニ知識

 

2002/5月のミニ知識
乳幼児の発達の道すじ
2002/6月のミニ知識
ホーレン草が危ない!?
2002/7月のミニ知識
食事はゆっくりたのしみましょう
(まもなく佐々木先生の似顔絵?が掲載されます)
2002/8月のミニ知識
得する食べ合わせ いろいろ
2002/9月のミニ知識
豆を食べよう 子どもの食生活と豆
2002/10月のミニ知識
先月にひき続き豆を食べよう〜生活習慣病の予防に大豆
2002/11月のミニ知識
《カゼがはやっています》−ぼちぼちカゼでお休みする子が増えてきました−
2002/12月のミニ知識
《カゼがはやっています》−ぼちぼちカゼでお休みする子が増えてきました−
2002/1月のミニ知識
あけましておめでとうございます。今年もおいしくて安全な給食作りにはげみます。どうぞよろしく御願いします。
〈給食室一同〉NEW
   

 

2002/4月のミニ知識
 新しい生活が、それぞれ始まります。大人が思う以上に、子供たちは疲れています。早く寝て疲れをとり、朝は時間にゆとりを持って起き、しっかり朝食をとって一日をスタートさせてあげてください。

 (ごはん)
 適度の水分を含み、食べやすくパンより腹持ちも良く、おかずは何でも合います。

 (みそ汁)
 食べやすく、タンパク質ビタミンも含まれます。野菜タップリの汁がおすすめ。

 (おかず) → 手早く作る工夫を!!
 納豆・魚・卵・お肉前日の残り物の煮物・青菜のおひたし・前日ゆでたブロッコリーカリフラワーなど

 



2002/5月のミニ知識
◇乳幼児の発達の道筋◇


 生後10ヶ月前後にはよく食べていた子どもも、1歳になると食べる量が減り始めます。
 また、嫌いな食品もわかり始め「食べない」行動で大人に知らせます。この頃は何でも自分でしたがるので、食事をさせるのは大変になります。
 2歳になると一生のうちでもっとも基礎代謝量(体が必要とする量)の多い年齢になります。食事量が増え、親はホット安心します。ところが 3歳になると自分で次の行動を決めようとするけれど、時間がかかるためいろんな場面で大人とトラブルを起こします。
 4歳半になると「嫌いだけど食べてみよう」という気持が育ち始めます。3歳の時に子どもの思いをきちんと受け止めていれば、この気持は正しく育つでしょう。
 就学前には子どもなりのプライドが育っており「あれしなさい」「これしなさい」と指示されるのを嫌がるようになります。とうに食事の時、このような指導をされると嫌がります。 食事のマナーは5歳までに身につけておくことが望まれます。

(食べもの通信 5月号より)

 今年は梅も桜もつつじもこぶしも全部いっぺんに咲き始めました。子どもたちの散歩もみやげも小さな花からフキノトウ、つくし、よもぎにエゾエンゴサク・・・・・・なんと今年は山ワサビもありました。
 おいしい季節がやってきましたネ。みんなで食べると何でもおいしく食べられるね。

 



2002/6月のミニ知識
◇ホーレン草が危ない!?◇(輸入冷凍野菜の心配)─赤旗日曜版6.2より─
近ごろ、ファミリーレストランからホーレン草を使ったメニューが消えているとか・・・。強い発ガン性の農薬や白アリ駆除用殺虫剤など、次々と残留農薬が発見されたためです。冷凍野菜は外食産業、総菜会社などが主に輸入しています。今まで“野菜を加工した冷凍食品”の残留農薬基準がなく全てノーチェックだったというから恐ろしい話です。でも検出される農薬のあまりの多さに厚労省はやっと5月21日輸入業者にホーレン草の検査を義務付けました。冷凍野菜は知らず知らず、誰もが口にしています。健康な食生活を守るためには、安全で安心して食べられる食材を自分で選んで自分で調理することがなにより大切ですね。

 あたたかい日が続いています。給食室は早くも灼熱の気温となりました。食中毒の心配な季節です。「菌を付けない」「菌を増やさない」「殺菌する」の三原則だけでなく、近年は少量の菌数でも食中毒を起こす微生物が多く現れています。(O-157;生肉、生レバー、カンピロバクター;鶏肉、鶏レバー、サルモネラ・エンテリティディス;鶏卵、SRSV;二枚貝、生カキ、感染者からの二次感染、など)汚れを落とす洗浄を徹底し、十分に加熱する。また、他の食品への生肉や手指、調理器具を通しての汚染(二次汚染)を防ぐ事が重要です。

 



2002/7月のミニ知識

食事はいっしょにゆっくり楽しみましょう
子ども(特に乳児)は親の食生活習慣をそのまま受け入れ、影響を大きく受け育っていきます。家族とゆっくり食事を楽しみ、身も心も満足することは、子どもに安定した心身をつくります。
楽しく食べるために

  1. いっしょに食べる:子どもに安心感を!
  2. 無理強いしない:食べなさい!急いで!は禁
  3. おいしいねと共感しながら:子どもに満足感を!
  4. 食事時間にゆとりをもつ

 先週末、お父さんたちの頑張りで、今年もプールができました!!暑い中、朝からお疲れさまでした。
 7月は、全道合研にそう組さんの合宿。さらには夏まつりと、楽しいことが待っています。子どもたちのパワーに負けずに大人も元気に夏を乗り切りたいですね。

 暑くなってきました。オシボリとポーチは清潔に!手はキレイに洗いましょう!冷たいもののとりすぎには、気をつけましょう。

 



2002/8月のミニ知識

得する食べ合わせ いろいろ
 ○ベータ−カロチン→抗がん作用
   緑の野菜、にんじんなど。
   油と一緒にとると吸収率がアップ。
   ソテー、天ぷら、ごま和え。

 ○鉄分→血液を作る
   わかめ、ひじき、豆類、切り干し大根、ホーレン草など。
   ビタミンCや動物性タンパク質(牛肉、とり肉)といっしょに。
   酢の物にレモン、切り干しにサヤエンドウ、ホーレン草の牛肉巻き。

 ○カルシウム→骨そしょう症やストレス、不眠症の予防
   豆腐、小魚、大豆
   ビタミンDやマグネシウムと一緒に。お日様も強い味方。
   冷や奴にはカツオぶし、大豆と干し椎茸、ひじきの煮物

 ○ビタミンB群→糖分をエネルギーに変える働き。しっかりとって頭スッキリ。
   納豆、豚肉
   におい成分によって効果的に
   納豆にはネギ、豚肉は、ニンニク、タマネギとソテー

 暑い中の夏祭り、頑張りましたね。お疲れ様でした。
もっと暑い静岡の合研に参加される深井先生!白浜さん!楽しんできて下さい。
あついあついとぼやくのもあと二週間ほどです。バランスよい食事で短い夏を、バテずに元気にすごしましょう。

 



2002/9月のミニ知識

豆を食べよう 子どもの食生活と豆

 大豆加工品の豆腐、納豆は離乳期から重要な食材です。煮豆は離乳期に不足しやすい鉄分が多い点や、またその大きさ、かたさが、離乳後期に、自分で食べることや、かんで飲み込むことを身につけていく上で好適です。
 大豆には、成長期に必要な、たんぱく質、カルシウムも多く、納豆には、骨を強くするビタミンKも多く含まれているので、子どもたちの食生活にとって、大変有用な食材です。
 日本人の平均寿命が長いのは、豆類を多く食べることが、大きな要因のひとつです。
 子ども時代にたくさんの豆を食べる経験を積み重ねることで、豆が大好きな嗜好、そして豆をたくさん食べる食習慣を身につけることで、生涯にわたる健康を手にすることができるでしょう。豆類やその加工品は、米、魚、海草、根菜類、色鮮やかな野菜と嗜好面で、非常に相性が良いのが特徴です。
 豆類は、米、魚とともに、日本の伝統的な食事の重要な柱です。このような献立こそが現在の日本人の健康と長寿を実現してきたのです。
(食べもの文化9月号別冊より)

 今年の夏は、短く涼しく、少々もの足りなかったような・・・。
 子どもたちは、いつもと変わらない食欲で、モリモリ食べてくれました。
そして、もう9月。運動会が待っています!!去年より、ぐーんとたくましくなった姿、かわいい姿、見せてくれることでしょう。

 



2002/10月のミニ知識

先月にひき続き・・・豆を食べよう〜生活習慣病の予防に大豆

大豆に含まれるイソフラボンがいいらしい・・・女性ホルモンに似た働きがあるため

  • 更年期の骨粗鬆症、のぼせ、ほてりに効果
  • 悪玉コレステロールをへらす、血液サラサラ、血圧下げる、血管が詰まらなくなる
    →高血圧、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞の予防
  • 前立腺ガン、乳癌、その他のガン予防(女性ホルモンエストロゲンより、とても穏やかに作用するため)
  • 環境ホルモンからも体を守る働き

【1日どれくらい食べればいいの?】
豆腐だったら100g、納豆だったら1パック50g、きな粉だったら20g、決して無理な量ではないでしょう。
大豆は日本の伝統食です。日頃から良く食べている、大豆、魚、海草類が生活習慣病を予防することがあきらかなのですから、これからも毎日、利用したいですね。

 秋です。おいしいものが実っています。豆りんご、なし、山ぶどう、どんぐり、ギンナン、栗、くるみ・・・。札幌の中心部にありながら、こんなに自然を満喫できることに幸せを感じます。ゆりかごの保育と同じように、この自然もずーっと守り、残していきたいですね。
さあ秋です。バザーです。署名です。自然の恵みをいただきつつ頑張りましょう!!

 



2002/11月のミニ知識

《カゼがはやっています》−ぼちぼちカゼでお休みする子が増えてきました−

カゼのウイルスは、寒くて乾燥した所を好みます。

  • 部屋の換気をこまめにする。
  • 人込みの中に出ない。
  • せきやくしゃみは必ず口に手を当ててする。
    (飛沫の中でウイルスは生きているので、それが手や鼻、口、目をとうして感染してしまう)
  • 手をしっかり洗う。
【水分・栄養・加湿】 ふだんからバランスの良い食事をこころがけ、カゼかなと思ったら無理せず、早めに体をあたためて安静にしましょう。
【熱】 体温を上げることで、ウイルスと戦っているのです。体がしっかり免疫抗体を作ってくれている証拠です。あわてず、水分をたっぷりとって、頭を冷やしてあげましょう。
【保温】 手足を温めてあげると体が温かくなり、鼻水も良くなることがあります。
【安静・睡眠】 カゼをひいて眠くなるのは、余計なエネルギーの浪費をストップさせて全エネルギーを免疫づくりに向かわせるためなのです。

 手稲山も白くなり、雪の季節が始まりました。
今年はなぜか行事に雨が大当たりで、1日に予定していたイモ煮会も8日に延期となりました。外にかまどを作り、ジャガ芋をゆで、サツマ芋やカボチャを焼きます。
みんなで葉っぱを集めて、火をおこし、煙に涙しながら頑張ったあとに食べるお芋は、また格別です。お芋の苦手な子も、目の前でできあがった、あつあつのお芋は、おいしく食べてくれることでしょう。どうか、お天気になりますように。

 



2002/12月のミニ知識
先日の“食”の学習会で、中学校の栄養士さんのお話を聞くことができました。私達が、子供の頃にくらべると、学校給食もずい分と変わっていて、メニューも豊富になり、献立名を見ただけでは、どんなものか想像もつかず、“食べてみたい!!”と思うこともしばしばです。でも実際は驚く程の残量とか・・・。
今、保育園で何でもおいしく食べてくれる子供達にもいつか、そんな日が来るのでしょうか?“食べること”はお互いが、信頼しあって初めて広がっていくことです。赤ちゃんも、知らない人が相手だと食が進みません。
苦手なものも、大好きな人のすすめなら、口にする気持ちが出てきます。一緒に食べるからおいしいし、食事が楽しくなるのです。
中学生くらいになると、周りの目も必要以上に気になる年頃です。でも、口の周りが汚れたり、歯にゴマや青のりがつくことが、食べ残しの原因になるなんて・・・。
かく言う私も、昔、カレシとデートの時は急に小食になったりしましたが・・・。
思春期のほんの一時的なことなのでしょうが、たくさん食べられることが幸せ!おいしく食べることが楽しい!と思い続けられるように、私達も日々の食生活を見直し、さらに、豊かに広がっていけるように、努力したいものです。
子供達が、大きくなった時に、ごはんを作ってくれた人の姿と、においと、音と、そしておいしかったこと、楽しく食べたことをなつかしく思い出してほしいですね。


2003/1月のミニ知識
〈和食を食卓にとりもどそう〉

お正月は、ゆっくりと家庭の味を堪能できたでしょうか?・和食・が体にいいのは今や世界じゅうで認められていることですが、はたして日々の生活の中でどれだけ和食を食べているでしょうか。子どものころの食習慣は将来の食生活に大きな影響を与えます。若いころは肉や脂っこいものを、体が要求することもあり、よく食べられても、中年をすぎるとだんだんあっさりとした和食へともどっていくものです。でも、子どものころに和食の体験が十分でないと、中年になってもなかなかもどることができなくなってしまうのです。そして、生活習慣病やガンなどの発生率も高くなってしまうことに・・・・・・。ですから、子どものときに・ごはんとみそ汁・を基本に、たくさん和食を食べさせてあげましょう。子どもたちが大人になったとき、・和食・の味と食卓の風景を思い出せるよう努めるのが私たち大人の責任だと思うのです。


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